保護者とジュニアスポーツ⑤コーディネーショントレーニング【保土ヶ谷のパーソナル整体サロン】

ジュニア期は神経系を鍛えよう!!


コーディネーショントレーニングとは


☆成長段階にあったトレーニングを考える

これまでお話ししてきた通り、発達が未熟な組織に負荷をかけても上手く機能向上しないだけでなく「壊れて成長しなくなる」可能性があります。その点を考慮してトレーニング配分を考えると、小学生時期は「神経系のトレーニング」、中学生時期は「持久力トレーニング」、高校生時期は「筋力トレーニング」にという感じになります。勿論それぞれのトレーニングは同時に行って行く必要がありますが、配分を考えると上記のようになります。その上で「技術トレーニング」を選択して行く必要があります。例えば筋・骨格系の成長が未熟な小・中学生に「カーブ」を投げさせたり、無理な遠投やキャッチャーのセカンド送球などを行わせたりと言うのは「タイミング」の練習としては良いかと思いますが、実用的に100%の力で行うのは危険かと思います。

 

☆コーディネーショントレーニングは必須

コーディネーショントレーニングとは旧東ドイツがアスリートを育成する為に国策として考案したトレーニング方法で、現在では多くのプロスポーツ選手や育成年代で取り入れられている理論です。簡単に言うと「運動神経を良くする」トレーニングで運動を行う上での基礎をつくります。

 

☆7つのコーディネーション能力

一般的に7つの項目に分類されます。

➀識別能力:道具などを上手に操作する能力(ボールを蹴る、バットを振る)

②定位能力:相手やボールなどに対する自分の位置や姿勢を把握する(ボールの落下地点に動く、敵と一定の距離を保つ)

➂バランス:空中姿勢や不安定な体勢でも倒れずにコントロールする(片足でもぶれない、ぶつかっても転ばない)

➃連結能力:身体を無駄なくスムーズに動かす能力(連動性のある動き、手投げにならない)

⑤リズム:リズミカルな動きやテンポの良い動作が出来る(音に合わせた動き、相手に合わせた動き)

⑥反応能力:外からの信号・サインに対して素早く正しく反応する(笛の音に反応、旗の方向に反応)

⑦変換能力:状況の変化に対して素早く動きを切り替える(方向転換に反応、スピードアップに反応)

 

☆トレーニングを行う際の注意点

➀疲労度は少なく短く多種多様なトレーニングを行う

コーディネーション能力の主な目的は「運動神経を刺激し脳と身体の連結を高める」事である為、出来る事の繰り返しでは無く「ちょっと難しい」レベルで行い、出来たらすぐ次に進むのが良いとされています。身体的な疲労では無く「頭の疲労」が感じられる位の課題が適切です。ただし、正しい姿勢で行えるよう注意が必要です。

②7つの能力を理解しそれらを組み合わせたトレーニングを考える

対象者のレベルに合わせて1~3つの能力に関係する種目をレベルに合わせて組み合わせます。何を意図して行うのか指導者がしっかり理解し、ポイントを子供達に伝える必要があります。

➂出来なくて当たり前と言うスタンスで行う

もちろん出来るようになるのが良い事ですが、わざと「出来ないレベル」の課題を提供している事を指導者が対象者に伝える必要があります。「出来ない」を「出来る」に変換する作業の過程で神経が活性化されると言われています。

 

☆バリエーションを増やすコツ

➀両側性:前後左右上下、前いったら次は後ろ、右いったら次は左など

②複合性:運動の組み合わせ、手の運動に足の運動を付け加えるなど

➂対応性:条件の変化、サッカーボールで行ったことをバレーボールで行ってみるなど

➃不規則:合図を変えたり、フェイントを入れたり、意外性のある動きを入れるなど

⑤変化度:レベルアップ、少しずつ難易度を上げて行く

 

☆子供の外遊びはコーディネーショントレーニングの宝庫

鬼ごっこ、缶蹴り、大縄跳び、けんけんぱ、竹馬などなど、昔の遊びはコーディネーショントレーニングの宝庫だったと言われます。現代ではどうでしょうか?私が思うには同じく、「外遊び」自体がコーディネーショントレーニングの宝庫です。子供の能力開発を願うならば「遊んでばかりいるな!」では無く「もっといっぱい遊べ!」と言うべきかもしれませんね。

難しい事を考えずに、保護者の皆さんは子供と沢山遊んであげましょう!!

指導者の皆さんは、「何を目的に行うか」を明確にしてレベルに合ったトレーニングを考えてみましょう!!