保護者とジュニアスポーツ➂ゴールデンエイジ【保土ヶ谷のスポーツ整体サロン】

成長期とゴールデンエイジ


待ったなしのゴールデンタイム!?


☆神経系の発達時期は決まっている

スポーツのみならず勉強や芸術を頑張ってもらいたい、いやとにかく平和に生きていってほしいと願う保護者に必ず知っておいて頂きたいのが「ゴールデンエイジ」と呼ばれる神経系の発達時期です。筋肉や骨の成長よりもいち早く神経系の発達が進む為、この時期はいわゆる「感覚」を養うのにとても大切な時期と言われています。「英才教育はな~」「うちは自由にやらせたいな~」とマイナスイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、それはやり方の問題であって子供達が「ゴールデンエイジ」という発達時期に居る事には違いありません。

「今は時間が無くて・・・」「今はお金が無くて・・・」と言う方も勿論いると思いますが、お金をかけなくても出来る事はありますし残念ながら子供達のゴールデンタイムも返って来ません。出来る事から少しずつ初めてみましょう!!

 

☆ゴールデンエイジとは

ゴールデンエイジとは一生に一度訪れる「運動神経を良くするために適した時期」と言われます。それは単純に神経系の発達がその時期だからです。お金持ちやどこかのお偉いさんが操作出来るものではありません。

年齢で言うと大体3歳~14歳頃までと言われており、3つの時期に分類されます。成長のスピードはプラスマイナス3~4歳程度の個人差がある為、保護者や指導者は年齢・学年で判断せずにその子個人個人を見てあげる必要があります。同学年で行うチームスポーツでは中々統率が取り難く、保護者や指導者としてはヤキモキするところだとは思いますが、出来る限り大人達の意思統一を行って子供達を見守りたいところです。そして理解できる年齢になったら子供達にも「一人一人成長スピードが違う」と言う事を教えて行く必要があると思います。

 

☆プレゴールデンエイジ(3歳~8歳)

運動における多種多様な動作を経験し基本的な運動動作を身に付けておくべき時期です。右手を出そうとしても左手が出てしまうなど、まだ自分の身体の制限が難しい時期でもあります。この時期に様々な遊び・スポーツを経験させることが非常に重要です。この時期の子供達は高い集中力を持っていますが、その集中力は長く続きません。遊びを交えて楽しく続けられる方法を考えてあげましょう。間違っても「遊んでばかりいるなー!」と怒らないで下さいね。

(例)

・鬼ごっこ⇒基礎体力が付く、身体を動かす事の楽しさと意欲を生む、瞬間的な判断力や先を読む力が養われる、素早く動きを切り替える瞬発力が身につくetc

・ボール投げ⇒身体のバランス感覚が養える、手足を連動して動かす協調性が身につく、空間認知能力が身につく、スピードに対する認知力がつくetc

・砂場遊び⇒「立つ」「座る」「這う」の繰り返しで足腰の力と連動性が身につく、「運ぶ」「積む」「持つ」「掘る」動作で想像力と身体のバランス感覚が養える

 

☆ゴールデンエイジ(9歳~11歳)

自分が思ったように身体を動かせるようになる時期です。プレゴールデンエイジの時期に基本的な動作を身に付けておくと動きを見ただけですぐ理解できる(即座の習得)など、技術習得がスムーズに行えます。今までできなかったことが突然出来るようになったりなど技術・センス共に大きく成長が見込める時期です。

 

☆ポストゴールデンエイジ(12歳~14歳)

この時期になると神経系は9割型形成されています。運動神経の成長が止まることで、以前とは違い短期間で急成長することが難しくなる為「考えて練習する」など、更に質の高いトレーニングに取り組む必要があります。

 

☆朗報?悲報?ゴールデンエイジ理論を疑え!!

当然こういった議論は出てくると思います。この点について次回詳しく説明します。

 

☆「差別」では無く「区別」が必要

どちらにしても多くのチームスポーツの場合「レベルをどこに合わせるか?」と言う問題が起きます。これは非常に難しい問題ですが、「差別」にならないようにしっかりと大人・子供が理解して「区別」する必要があります。「成長スピードが早い」対「遅い」、「上手くなりたいと言う意思が高い」対「そうでもない」、「同じレベルの皆と一緒に出来れば楽しい」対「上のレベルの子達と切磋琢磨したい」などなど。どれが良い悪いでは無く色々な子がいるんだと言う事を理解し、チームの方向性と子供達の好奇心が合うところを探して行きたいところです。

学校を例にすると「公立中学校=地域スポーツ少年団(色々な子がいる)、私立中学校=クラブチーム(ある程度レベルや方向性が似た子がいる)、予備校=スクール(何かしらの目的を持って利用する)」と言った感じでしょうか?それぞれにメリット・デメリットが存在します。

 

成長段階に適したトレーニング方法がある!

「で?何したら良いの?」という事ですが、結局のところ「神経系のトレーニング」が必須です。神経伝達速度は4歳位には大人とほぼ同じスピードになると言います。勿論、それを身体で表現するには理解や筋・骨格系の状態が関わってきますので反応スピードが速いからボールを早く投げられると言う単純な事ではありません。筋や骨・関節の過負荷にならないようにトレーニングを進めていく必要があります。